紫音side
姉さんのお陰で、部屋中が水で溢れても平気だ
でも、アイツを倒すにはどうしたら…
俺の魔法でも、これだけの水圧じゃ途中で消える
すると、グン…と引っ張られ、気付けば全員が姉さんの側に
姉さんは1人だけシールドを解き、強い水圧に苦しんでる
「!? 姉さん何をっ!?」
姉さんが苦しい表情の中、左手から見えたのは火属性の…
瞬間
俺達側は水が蒸発し、シュド側はピキン…と凍り付く
シールドが解け、着地すると
姉さんが座り込む
「ぐ…っ、ゲホッ!ゲホ!」
「「栞(姉さん)!」」
何度か咳き込んで、飲んだ水を吐き出す
「フェニア!」
蓮とフェニアの火が姉さんを包み込んで水気を飛ばす
「ゴホッ…、はぁ…。ありがと」
「栞、何やったんだ?」
「氷と火の魔力で《インフェルノ》って魔法を使ったの」
「インフェルノ…」
「1つのエリアで氷と火を同時に発生させる魔法だよ」
姉さんは火の魔力を纏い、氷を溶かしながらシュドの元へ
あと1m位のとこで止まり、手だけを伸ばし、さっきの小瓶を取り出す
姉さんは戻ってくると、ラルフからカイを下ろすが
「…」
「? どうした?」
「今、アイツの記憶をよんだら…、カイの両親はもう…」
「そう…なんだ…」
「もしかしたら、コレが最後のかもしれない
今全部飲んだら…」
姉さんはカイを優しく揺する
「カイ、…カイ…」
カイがゆっくりと目を開ける
「カイ、きっとコレが今ある最後の魔水
飲めば今は楽になるけど、また苦しくなる
それでね?カイ…
私達と一緒に来ない?」
「…え…」
「私が少しだけコレを飲んで、私が作れる様にする
私達と家族になってくれれば、もう…、苦しい思いをしずに済む
それに、カイと一緒にいたい
だから…、家族に、ならない?」
「か…ぞ…、く…?」
「そう」
カイはフニャ…と力無く微笑み
「うん …なる。シオリと…皆と、…家族に…なり…たい」
「ありがとう」
カイは目を瞑り、息も絶え絶えだ
姉さんは小瓶を開け、少しだけ飲む
目を瞑り、体内で魔力を調べる
そこに…
〔おい、こっちは終わったぞ〕
ゼルファが来る
〔む?何をしておる?〕
かくかくしかじかで…
〔ふむ 状況は分かったが、恐らく足りん〕
「「え?」」
〔魚人族特有の魔水だ、そう容易には出来ぬ
だが、魔力よりも有力なモノを取り込めば、カイに適したモノが作れるだろう〕
「それは?」
〔うむ ズバリ、血だ
血は何者にとっても一番の源、カイの血を少しでも取り込めば
シオリが作る魔水で生きられる筈だ〕
「…ホントか?」
〔む? 何千年何万年と生きておる我の言葉を疑うとは
シオリ、やってみよ〕
「…カイ、ちょっとゴメンね」
姉さんはカイの指先を少しだけ切り、血を舐める
改めて生成すると
数秒後には片手にキラキラと光る水球が
〔成功だな〕
ゼルファがドヤ顔だ
ソレを少しカイの口に入れれば、弾けて液体に
「! ゲホッ!ゴホッ!」
上手く飲み込めず、咽せてしまった
姉さんはすぐに魔水を飲むと、カイに口移しで飲ませる
「「!」」
コク…と飲み込めた
その後もカイが落ち着くまで、姉さんは口移しで飲ませた
全部飲み終わり
「カイ…」
姉さんが呼べば、ゆっくりと目を開ける
「もう、大丈夫」
姉さんは慈愛に満ちた笑みだ
カイは涙を流し
「…お…母…さん」
姉さんにギュッと抱き付く
姉さんは優しく抱き締め、カイの背中をポン…ポン…と叩く
「さて、帰ろっか」
「「おう」」
シュドや潰した奴等はまとめて警備隊に突き出しておいた
姉さんのお陰で、部屋中が水で溢れても平気だ
でも、アイツを倒すにはどうしたら…
俺の魔法でも、これだけの水圧じゃ途中で消える
すると、グン…と引っ張られ、気付けば全員が姉さんの側に
姉さんは1人だけシールドを解き、強い水圧に苦しんでる
「!? 姉さん何をっ!?」
姉さんが苦しい表情の中、左手から見えたのは火属性の…
瞬間
俺達側は水が蒸発し、シュド側はピキン…と凍り付く
シールドが解け、着地すると
姉さんが座り込む
「ぐ…っ、ゲホッ!ゲホ!」
「「栞(姉さん)!」」
何度か咳き込んで、飲んだ水を吐き出す
「フェニア!」
蓮とフェニアの火が姉さんを包み込んで水気を飛ばす
「ゴホッ…、はぁ…。ありがと」
「栞、何やったんだ?」
「氷と火の魔力で《インフェルノ》って魔法を使ったの」
「インフェルノ…」
「1つのエリアで氷と火を同時に発生させる魔法だよ」
姉さんは火の魔力を纏い、氷を溶かしながらシュドの元へ
あと1m位のとこで止まり、手だけを伸ばし、さっきの小瓶を取り出す
姉さんは戻ってくると、ラルフからカイを下ろすが
「…」
「? どうした?」
「今、アイツの記憶をよんだら…、カイの両親はもう…」
「そう…なんだ…」
「もしかしたら、コレが最後のかもしれない
今全部飲んだら…」
姉さんはカイを優しく揺する
「カイ、…カイ…」
カイがゆっくりと目を開ける
「カイ、きっとコレが今ある最後の魔水
飲めば今は楽になるけど、また苦しくなる
それでね?カイ…
私達と一緒に来ない?」
「…え…」
「私が少しだけコレを飲んで、私が作れる様にする
私達と家族になってくれれば、もう…、苦しい思いをしずに済む
それに、カイと一緒にいたい
だから…、家族に、ならない?」
「か…ぞ…、く…?」
「そう」
カイはフニャ…と力無く微笑み
「うん …なる。シオリと…皆と、…家族に…なり…たい」
「ありがとう」
カイは目を瞑り、息も絶え絶えだ
姉さんは小瓶を開け、少しだけ飲む
目を瞑り、体内で魔力を調べる
そこに…
〔おい、こっちは終わったぞ〕
ゼルファが来る
〔む?何をしておる?〕
かくかくしかじかで…
〔ふむ 状況は分かったが、恐らく足りん〕
「「え?」」
〔魚人族特有の魔水だ、そう容易には出来ぬ
だが、魔力よりも有力なモノを取り込めば、カイに適したモノが作れるだろう〕
「それは?」
〔うむ ズバリ、血だ
血は何者にとっても一番の源、カイの血を少しでも取り込めば
シオリが作る魔水で生きられる筈だ〕
「…ホントか?」
〔む? 何千年何万年と生きておる我の言葉を疑うとは
シオリ、やってみよ〕
「…カイ、ちょっとゴメンね」
姉さんはカイの指先を少しだけ切り、血を舐める
改めて生成すると
数秒後には片手にキラキラと光る水球が
〔成功だな〕
ゼルファがドヤ顔だ
ソレを少しカイの口に入れれば、弾けて液体に
「! ゲホッ!ゴホッ!」
上手く飲み込めず、咽せてしまった
姉さんはすぐに魔水を飲むと、カイに口移しで飲ませる
「「!」」
コク…と飲み込めた
その後もカイが落ち着くまで、姉さんは口移しで飲ませた
全部飲み終わり
「カイ…」
姉さんが呼べば、ゆっくりと目を開ける
「もう、大丈夫」
姉さんは慈愛に満ちた笑みだ
カイは涙を流し
「…お…母…さん」
姉さんにギュッと抱き付く
姉さんは優しく抱き締め、カイの背中をポン…ポン…と叩く
「さて、帰ろっか」
「「おう」」
シュドや潰した奴等はまとめて警備隊に突き出しておいた

