訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜

蓮side
ドグって奴が、栞にとって…恐らく、一番タブーな事を言いやがった
栞は感情を抑えようとしてるが、魔力が反応して周りに圧を掛けてる
ビリッビリッと体が感じるコレは…、殺気

「な…っ、何だよ…っお前…っ…」
「それ以上…」
「あ?」
「それ以上…、喋るな」
「はぁ?何言ってんだテメェ?」
「…レノ、ラルフ」
〔〔はい〕〕
「面が壊れない様にと、強力なモノを建物全体に」
〔〔承知しました〕〕
「蓮、紫音…、私の後ろに
 巻き込んじゃうかもしれない」

俺達は壁を足場に、避難してるラルフとカイの側に行く

「レン!シオリは何するんだ!?」
「…アイツが、栞がキレる言葉を散々言っちまった
 死にはしねぇが…、アイツは覚悟しねぇとな…」
「!?…な、シオリがキレるって…っ、何でだよ?」
「カイ、姉さんは昔…、カイと同じ様な環境で酷い事をさせられてたんだ」
「!?」
「だから、さっきのアイツの言葉が…、君に対しての言葉が、相当頭にきてるんだよ」

俺と紫音は仮面越しでも表情が見えてる
だから
栞がどれだけの怒りを必死で抑え込んでるのかが、分かってんだ