人間じゃない
青い髪に黄色の目、魚のヒレみたいな耳
顔の所々に鱗が
この子は…
「お前、魚人か?」
俺達はジュノで学んだ
この世界に、どんな種族がいるのかを
魚人族は基本、海の中で生活してる
地上でも生きれるけど、それには必要不可欠なモノがある
水に自分の魔力を注いで出来る、魔水(ますい)だ
他人が作ったモノでもいいらしいけど、効果は半減するらしい…
だから、本当ならソレを自力で作れる様にしてから地上に出てくる筈
なのに、子供が地上にいるなんて
見た目は10歳位か
さっきの言葉と、身なりを考えると…
「人身売買…」
姉さんがボソッと呟く
蓮が振り向き
「どうする?」
「…」
姉さんは少し考えてから子供に近寄る
子供は姉さんを睨み付けるが姉さんは構わず腰を下ろして、目線を合わせる
「私はシオリ、君の名前は?」
「な、まえ…?」
「うん 名前、教えてくれる?」
子供は目を伏せる
「何で、そんな事聞くんだよ…」
「君の事が知りたいから」
子供がゆっくりと顔を上げる
「知りたい?」
「うん」
「俺の事を?」
「そう」
「…、」
子供は口をキュッと結び
「…カイ」
「カイ、よろしくね」
「…うん」
「俺は蓮だ」
「俺は紫音だよ」
「…レン、…シオン」
〔我はラルフだ〕
姉さんの横にラルフが
「犬?…可愛い」
カイがラルフに手を伸ばす
〔違うぞ〕
「え…っ」
ビクッとカイが驚いて手を引っ込める
〔我は狼神族…神獣だ〕
「ろう、じん…ぞく?…神獣!?」
「違うのは犬じゃなくて、狼って事」
「狼…、神獣なんて、初めて見た…」
〔ほれ、フサフサだぞ?〕
ラルフが尻尾をフリフリとカイの頬に摩る
「フフッ、擽ったい」
「やっと笑ったな、お前」
「え…?」
「カイ、私達にはもっと家族がいるの
紹介したいけど、今は時間が無いみたい」
「家族? …時間、…っ、そうだ!俺には時間が無ぇんだよ!」
「そうだよ、このクソガキがぁっ!!」
「!?」
青い髪に黄色の目、魚のヒレみたいな耳
顔の所々に鱗が
この子は…
「お前、魚人か?」
俺達はジュノで学んだ
この世界に、どんな種族がいるのかを
魚人族は基本、海の中で生活してる
地上でも生きれるけど、それには必要不可欠なモノがある
水に自分の魔力を注いで出来る、魔水(ますい)だ
他人が作ったモノでもいいらしいけど、効果は半減するらしい…
だから、本当ならソレを自力で作れる様にしてから地上に出てくる筈
なのに、子供が地上にいるなんて
見た目は10歳位か
さっきの言葉と、身なりを考えると…
「人身売買…」
姉さんがボソッと呟く
蓮が振り向き
「どうする?」
「…」
姉さんは少し考えてから子供に近寄る
子供は姉さんを睨み付けるが姉さんは構わず腰を下ろして、目線を合わせる
「私はシオリ、君の名前は?」
「な、まえ…?」
「うん 名前、教えてくれる?」
子供は目を伏せる
「何で、そんな事聞くんだよ…」
「君の事が知りたいから」
子供がゆっくりと顔を上げる
「知りたい?」
「うん」
「俺の事を?」
「そう」
「…、」
子供は口をキュッと結び
「…カイ」
「カイ、よろしくね」
「…うん」
「俺は蓮だ」
「俺は紫音だよ」
「…レン、…シオン」
〔我はラルフだ〕
姉さんの横にラルフが
「犬?…可愛い」
カイがラルフに手を伸ばす
〔違うぞ〕
「え…っ」
ビクッとカイが驚いて手を引っ込める
〔我は狼神族…神獣だ〕
「ろう、じん…ぞく?…神獣!?」
「違うのは犬じゃなくて、狼って事」
「狼…、神獣なんて、初めて見た…」
〔ほれ、フサフサだぞ?〕
ラルフが尻尾をフリフリとカイの頬に摩る
「フフッ、擽ったい」
「やっと笑ったな、お前」
「え…?」
「カイ、私達にはもっと家族がいるの
紹介したいけど、今は時間が無いみたい」
「家族? …時間、…っ、そうだ!俺には時間が無ぇんだよ!」
「そうだよ、このクソガキがぁっ!!」
「!?」

