訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜

奥からラーガが

「ラーガッ!アンタには失望したぜ!」
「あ?」
「アンタはコイツに頼まれて、こんな弱っちい奴をSSランクにしたんだろっ!?」
「…何を言ってる」
「とぼけないで!この女を贔屓した事は分かってるんだから!!」

ラーガは私を見る

「お前は?」
「…は?」
「この状況をどう思う」
「…、勘違いされて騒がれて面倒臭い」
「…フッ、そうか。…ミルデ」
「はい」
「あのクエストを持ってこい」
「え…」

ミルデが戸惑ってる
ラーガはミルデに目を合わせ

「いいから…、持ってこい」
「…はい」

ミルデが奥に消える
ラーガがロギアと周りを見渡し

「コイツが試験の時に贔屓されてたって思う奴が他にもいれば出てこい」

騒つく中、数人が出てくる

「要はお前等は、コイツの試験結果を疑い
 SSクエストもレンやシオンだけがやって、おこぼれを貰ってるだけだと
 そう思ってる訳だな?」
「…、だって、あんなのおかしいじゃないですか!
 実際試験の時、何もしてなかった!」
「SSクエストを無傷で終わらせて帰ってくるなんて!
 2人なら分かりますけど、どうせこの女はただ護られてるだけですよ!?」
「…お前等、本気でそう思ってんのか?」
「それが事実でしょうっ!?」
「…、…はぁ」

ミルデが出てくる

「ラーガ」
「おう」

ミルデからラーガに渡されたのは、依頼書
大分古そうな紙に、SSクエスト…しかも属性魔法が無効化出来る魔物の討伐とある

「おいアレって…っ!?」
「確か、出来る奴がいねぇから他所に回された、あのクエストか!?」

ザワザワと煩い

「このクエスト、コイツ等を連れてお前だけ戦え」
「「「!?」」」

周りが驚いてる中

「分かった」

依頼書を受け取る
魔物と、巣の殲滅

「魔物が住む一帯は、ソレ以外何も無ぇ
 だから、遠慮無くやっていい」
「…分かった」
「それと、…、」
「…了解」
「場所までは俺が全員連れてってやる
 チビに文句がある奴は明日、必ず来い」