「また皆と一緒にいたい それが漸く叶い、お前はこうして帰ってきた」 「…待って下さい」 「何だ?」 「この方もそうですが…。何故私が、貴方方の知るシオリだと?」 「…髪や片目の色、雰囲気等は違うが、街での様子を聞いたら間違いない お前は怪我人を治していたな?精霊を喚ばなくとも」 「…? はい」 「《ヒール》は光属性の者しか使えないが、少ない訳ではない 故に特別なスキルとして扱われてはいない だが、ある特性があるのだ」 「…特性?」