訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜

国王の前に行くと

「久し振りだな、シオリよ
 ワシがこのジュノ国の王…ザキロだ
 シオリ、お前は帰ってきた。言葉通りに…」
「? どういう…」
「お前は最後の時、こう言っていたのだ」

『私がいなくても、皆が安心して暮らせる様に力を残します
 もし、…もし叶うのなら、また皆と…』