鶴の音返し

「てか、誰がそのきもい声出せって言った!」

いつもの癖で「ごめんなさい」が出そうになったから必死に飲み込んだ。

「さつきちゃん、私は、」

「うっさい!その声で私の名前呼ばないで!
あームカつく。
私が声出ないようにしてあげようか?」

黒板に押し付けられ、喉元にはハサミ、、、

「やだ、やめてよ、」

脅しかもしれないけど怖いよ。
危ないよ。

「だからその声出すなって!」

と、喉にくい込みかけたそのとき、
教室の扉が勢いよく吹き飛んだ。