すると突然、ノートをひったくられた。

「知らねーよ。」

そっかー。
そうだよね。

「けど、明日もここで歌うよ。」

、、、えっ!?

それは、来てもいいってこと!?

やったぁ!!

(ありがとうございま(❌した)す!)

早くお礼したくて、
さっき使ったページの「した」を✕で消して、
下に「す」を書いた。

「うざっ」

また言われた。

でも不思議とそれが嬉しくて、
彼の立ち去る背に向かって突進したい気持ちになった。

当然、自制したけど。