鶴の音返し

「先輩、遅くなってすみません。」

私は
絶対
先輩に届ける。

この音を。

「これ、私が一番好きな曲になりました。」

紙に書いてあるタイトルは、、、

【鶴の音返し】

「今度は私が返すから」

鞄から出した
両面真っ白の折り紙に紡いでいく言葉。

私が先輩に伝えたいのは最初からこの一言。

この千羽目を君に届ける。

三角、、、三角、、、

1000回目の折り鶴に
初めての歌。

その曲は
1度も聞いたことがない。
でも分かる。
歌える。