鶴の音返し

神様への恨みを募らせ、
神様へ祈る矛盾。

そんな永遠にも感じる時間にも終わりが訪れた。

「あっ!」

千鶴がいち早く手術室のランプ消灯に気づいて
扉へ駆け寄った。

少し遅れてお兄さんも。