鶴の音返し

それ以降、朝の通知が来ることはなくなった。

でも私は聞きに行く。

彼はいつもそこで歌っている。

私の姿を見て嫌な顔をするが、
場所を変えようとはしない。

毎日毎日、あそこから音を届けてくれる。

私の世界に音を返してくれた彼。

そんな彼に私は何ができるだろう。