鶴の音返し

「俺はみんなに音を届けてる時が1番幸せなんだ、
生き甲斐なんだ。

命よりも大切なものはない?

そんなの他人の言い分だろ!

そんな簡単に捨てられるもんじゃねーんだよ。」

「それは分かってますけど」

「なにがわかんだよ!
簡単に捨てたお前に!

俺の気持ちなんか分かるわけねーだろ」

、、、

「お前だって俺の音が好きだから一緒にいんだろ」

「違います、私、、、」

私はあなたのことが、

「そうかよ、もう二度と聞きにくるな」

私は、離れていく先輩の背中をただただ見つめることしかできなかった。