『まい先生、お砂場で一緒にあそぼ。』
ま「はぁい。何して遊ぶの?」
『大きなお山を作るんだよ!』
『先生もスコップ持ってね。はい、どうぞ!』
ま「ありがとう。」

可愛い子供たちと過ごして、大変な事もあるけど、子供たちの笑顔にパワーをもらいながら楽しく仕事が出来て幸せだなぁと思う毎日。

仕事終わりは...

花『おいしーねー!はぁ幸せ!』

ま「本当に(はな)ちゃんは美味しそうに食べ
 るよね!」

花『だって、美味しいんだもん!!ほら、
 香那(かな)先生もまいちゃんも食べて!』

香『はいはい!ありがとー!』

ま「いっただっきまーす!」

同期の(はな)ちゃんと、仲良くしてもらってる先輩の香那(かな)先生とよく食事に行ったり、休みの日は遊びに行ったり、とっても充実して楽しく過ごしてる。

花『香那先生は、彼氏さんと付き合ってどのくら
 いなんですか?』

香『えーっとね、もうすぐ3年かなぁ。』

ま「長いですね!どこで知り合ったんですか?」

香『高校の一つ上の先輩で、私のお兄ちゃんの
 友達!』

花『高校の時から好きだったんですか?』

香『全然!私は彼氏いたし、お兄ちゃんの友達と
 かありえないって思ってたから。』

ま「じゃあ、どうして付き合うようになったんで
 すか?」

香『たまたま共通の知り合いの結婚式で会っ
 て、喋ってたら楽しくて...遊びに行くようにな
 って、実は私のことが高校生の頃から好きだっ
 たって知って...で、付き合うことになった
 の!』

『「おー!」』

香『おー!って何!』

ま「なんかいいですねー。彼氏さんのお仕事何さ
 れてるんですか?」

香『警察官だよ。』

花『仕事の時間とかすれ違いにならないです
 か?』

香『まーねー。すれ違いもあるけど、私はその方
 が楽かなぁ。ベタベタな恋愛苦手でさ。』

花『私はベタベタくっついてたいタイプだなー』

『「わかる気がする!」』

花『声合わせて言うのやめて!』

香『花ちゃん彼氏は?』

花『大学卒業した時に別れました。』

ま「何で?」

花『彼氏の就職先が田舎で、しかも遠距離で。
 まず遠距離が無理なんで別れました。』

ま「花ちゃんは、遠距離ダメそうなの分かる気が
 するよ!」

花『今は可愛い子供たちが彼氏です!』

『「はいはい!」』

花『何その反応!ちょっとー。』

香「まいちゃんは?」

ま「私?」

花『そうだ!まいちゃんの恋話聞いたことない気
 がする。』

香『彼氏は?』

ま「一応いましたよ!私の記憶では1人で...大学の
 時に2年間付き合ってましたよ。」

香『私の記憶ではってどういうこと?』

ま「私、高1の時に階段から落ちて頭を怪我して
 て...でその時に付き合ってた人がいたみたいな
 んですけど、高校生活の記憶がすっかり抜けて
 て...だから全く覚えてなくて。
 でも、今が楽しいんで全然気にしてなくて!」

花『まい...よしよし!私もまいちゃんといれて
 楽しいぞ!』

ま「花ちゃん!!私も楽しいぞ!」

香『そっかそっか!
 なんか、微笑ましい光景でお姉さんは嬉しい
 よ!』

心を許せる同期と先輩の存在は本当にありがたい。