今日は気分がいいから、散歩でも行こうかな...

看『あれ?宮野さんどこに行くの?』

ま「ちょっと気分がいいので、外の空気を吸いに
 行こうと思って!」

看『そう!無理だけはしないでね。』

ま「はーい!」


ま「はぁー!気持ちいい!」

『ま..い...?』

ま「えっ?」

『久しぶり。少し良くなったんだね...よかった。』

ま「あの...ごめんなさい。私、覚えてなくて...」

『あっ...そうだよね。
 俺は、藤堂瑠桜です。君と付き合ってたんだ..』

瑠桜?聞いたことがある名前..私を助けてくれたってママが言ってたっけ...
私たち付き合ってたんだ...

ま「覚えてなくて、ごめんなさい。
 それと...私を助けてくれてありがとうございま
 す。」

瑠『いや、大丈夫だよ...
 俺が階段の上まで迎えに行ってれば...』

ま「気にしないでください!」

瑠『俺の事、また少しずつ知って欲しい...
 また来るね...』

ま「は、はい...」

すっごく優しそうで、かっこいい人...
私、あの人と付き合ってたんだ...

覚えてなくてごめんなさい...