『ま...い...ま...い...』

ママの声?
あれ?体が動かない?
ど、どうして??

マ『まい!まい!』

パ『まい。まい、目を覚まして...』

目を覚ます?
私、起きてるよ?
え?!

『まい!!』

ま「マ...マ...?パ..パ...?」

マ『よかったぁ。』

パ『まい...』

ま「ここは?」

マ『病院だよ...』

ま「ど..して...?」

マ『マンション前の階段を下りてた時に足を滑ら
 せたみたいで、真ん中くらいから落ちたの。』

パ『頭を強く打ってて、ずっと意識がなかったん
 だよ...』

マ『目が覚めて、本当に良かった...
 みんなもずっと心配してたんだよ。特に、まい
 を病院に運んでくれた、瑠桜君とか!』

ま「る..き..くん?」

パ『そうだよ!パーティーでも会った、藤堂君』

ま「とうどうく..ん?
 誰?その人...」

マ『まい?覚えてないの?じゃあ、にのちゃん
 は?』

ま「にのちゃん?...わからない...」

パ『先生をすぐに呼んでくる...』

ママたちが言ってる人は誰なんだろう?
聞いたこともない名前...
私、どうかしちゃったのかな..?