私の名前は、宮野まい(みやの まい)
◯◯学園高等学校に通う高校1年生。

私が気になっている彼こと『メガネ君』(私がつけたあだ名)は、丁度私が入学した翌日に
初めて見かけた人。

私が落としたパスケースを拾って
追いかけて渡してくれた...

ただ、
『これ...』
「ありがとうございます」
の会話だけだったけど、とても嬉しくて
優しさが嬉しくて...

その日からずっと気になってたんだ。
声をかけて喋ることのなく
ただ見ているだけだけど
毎朝同じ電車に乗って
一目見られるだけで幸せ。