「楓ちゃんが部活をやめた」 「え!?」 次の日、先輩から告げられたのは衝撃の一言だった。 「ちょっと桃菜ちゃん今からいい?」 「はい」 それから部長と副部長に呼ばれて体育館外に連れていかれた。 「なにか心あたりあるでしょ」 「え…なにがですか?」 「楓ちゃんのこと」 「楓ちゃん…いえ。なにも」 本当に心あたりがなかったの素直にそう答える。 でも部長から告げられたのはまたしても衝撃な言葉だった。