あの夏、わたしはキミに恋をした。



「楓ちゃんが部活をやめた」

「え!?」

次の日、先輩から告げられたのは衝撃の一言だった。

「ちょっと桃菜ちゃん今からいい?」

「はい」

それから部長と副部長に呼ばれて体育館外に連れていかれた。


「なにか心あたりあるでしょ」

「え…なにがですか?」

「楓ちゃんのこと」

「楓ちゃん…いえ。なにも」

本当に心あたりがなかったの素直にそう答える。

でも部長から告げられたのはまたしても衝撃な言葉だった。