「桃菜ちゃんすごいね」 上で楓ちゃんが拍手してくれていた。 この子はいい子だ。 こういうこと仲良くなりたいと思った。 しばらくタオル打ちが続いて交代になった。 わたしが代わりに上にいきタオルと垂らす。 楓ちゃんは努力家なだけだって何回かに一回は綺麗な音がでた。 そのたびにわたしは「すごいね、ちゃんと打ててるよ」と褒めた。 楓ちゃんも嬉しそうに笑ってくれていた。 それなのに、どうしてあんなことになってしまったんだろう。