あの夏、わたしはキミに恋をした。



「あの子もねもう諦めてるの。リハビリをする気もないって。もうほっといてって」

「…」

「桃菜ちゃんも大輝にひどいこといわれたでしょ?ごめんなさいね。でもあの子のこともわかってあげてほしいの」

「本当に無理なんですか?リハビリ頑張ったら望みは少しでもあるんじゃ…」

「可能性はゼロじゃない、でも奇跡が起きない限りは無理みたい」

「じゃあわたしは、わたしはその奇跡を信じたいです。たとえ1%だとしてもそれでも!」

「桃菜ちゃんの気持ちは嬉しいわ。でもあの子次第だから、わたしはあの子の考えを主張してあげたいと思ってるの。ごめんね」


おばさんの気持ちは痛いほどわかる。

それにリハビリがどんなにつらいものかわたしにはわからない。

それよりもっと今の大輝が精神的にどんなにつらいのかわたしにはわからない。