あの夏、わたしはキミに恋をした。



「すいません、水上くんいますか?」


昼休みになり大輝の教室へと向かい教室を眺めてみたけど大輝の姿はなかった。

仕方なく、近くにいた男子生徒に声をかけた。


「いや?きてないけど。あいつ休みじゃねえの?」

「え、でもわたしには行くって…電話したときも電車に乗るところだったし」

「あ、そうなの?でもきてないよな?」

「うん、俺たち家近いから1時間目にはもうついてたから確かだと思う」

「そうですか、ありがとうございます」


ぺこりと頭を下げて教室をあとにした。


おかしい。たしかに大輝は行くといった。電車にも乗った。

だいいちあそこで大輝が嘘をつく理由がない。

急に胸がざわざわした。