あの夏、わたしはキミに恋をした。



「明日雪降るらしいよ」

「え、まじ?」


昼休み、いつものように遥と2人でご飯を食べている。

遥が携帯をいじりながら「まじ?」と呟いたのでなにごとかと思ったらその画面をわたしにもみせてきた。


この地域は雪が降ることなんてめったにないのに。


「積もって学校休みになればいいのに」

「はは、たしかに」


そういいながらもまあ積もることはまずないだろうと思う。

結局雪といいながら雨に変わるのがオチだろう。

そう思っていたわたしの予想は見事に外れることになる。

そしてそれが運命の分かれ道になるなんて思いもしなかった。