あの夏、わたしはキミに恋をした。



「それは思うんだけどね、でも疲れてるのに会いたいなんていえないよ」

「桃菜ー、優しすぎる。でもその優しさはね、だめな優しさだよ」

「え?」

「会いたいときは素直にいわないと。せっかく付き合ってるんだから。桃菜の気持ち全然水上くんに伝わらないままじゃん」

「ううん、それもわかってるんだけど…」


だんだん責められてる気持ちになってちょっとへこんだ。

遥と巧くんの言い分もわかる。

たしかにこれじゃあ付き合っているのかわからない。

あれから好きなんて言葉はお互いいってないし、会うどころか連絡すらままならないのだから。