あの夏、わたしはキミに恋をした。



「木下のことが好きです。俺と付き合ってください」


まっすぐな瞳で見つめられ、思わず目をそらしたくなった。

どうしよう。とてつもなく心臓がバクバクして、このまま飛び出してしまいそうだ。


「わたしも、水上くんが好きです。よろしくお願いします」

声が震えた。でも精一杯こたえた。


どうしようもなく目の前にいる水上くんのことが好きだ。


「よかった。本当は甲子園の切符を掴んだら言おうと思ってたんだ。でもさっき木下の…桃菜の姿がみえてもう気持ち抑えられなくなった」

突然下の名前で呼ばれてまた心臓がはねた。