あの夏、わたしはキミに恋をした。



水上くんがいつくるのかもわからない。

それこそ野球部員の人たちとでてくるだろうし、そこにわたしが入っていいのかもわからない。

それでもどうしても水上くんに会いたかった。



「あれ?木下さん?」

声がして上をみあげるとそこにはいつも水上くんと一緒にいる上野くんが立っていた。

何分たっただろう。きっとそんなたってないんだけどもう何時間も待ったような感覚だった。


「もしかして大輝のこと待ってるの?」

「…うん」

「そっか、多分もうすぐくると思う」

「ありがとう」

「あいつだいぶ落ち込んでるからさ、木下さんが支えてあげて」

わたしなんかが水上くんのこと支えてあげられるかわかんないけど、その言葉に頷く。

上野くんはそのままほかの部員たちのほうへと戻っていった。


それからしばらくして水上くんがでてきた。