あの夏、わたしはキミに恋をした。




「今日も勝ったって!」

「うん、わたしも水上くんから連絡きた」

「おお、ラブラブなこと。もしかしてもう付き合った?」

「まだだよ」


遥はことあるごとに聞いてくるけどまだそんな段階じゃない。

というより自分の気持ちに気づいてからというものの水上くんに会っても緊張してしまう。


1回戦目の試合のあと学校で会ったときも全然目を合わせられなくて、おめでとうとかすごかったねとかなにも言葉にできなかった。


水上くんは「きてくれてありがとな、嬉しかった」っていってくれたのに。


ただそれでもメールのやり取りは続いていて、そこでは素直に感想を伝えることができた。


そして今日の4回戦目。

さっき試合が終わって勝ったという連絡がきたのは授業中で。

こっそりと携帯をみてひとりガッツポーズをしたのは内緒だ。