「好きになっちゃった?」
「うん、めっちゃ!野球はまりそう」
「違うよ。水上くんのこと」
「え?!ごほっ、、ごほっ」
急に遥が変なこというから飲んでいた水が変なところに入ってむせた。
「わたしの目はごまかせないよ」
「…うん、認める。わたし水上くんのこと好きみたい」
「よくいった!」
きっと本当はずっと気になってた。
優しくてヒーローみたいで、話しかけてくれて笑いかけてくれて。
そしてなによりかっこよくて。
「このまま勝ち進んでくれたらいいね。次平日だからみにいけないし」
「うん。ほんとそれ」
「はは、桃菜前と大違い。全然興味なさそうだったのに、さすが恋の力は偉大だね」
「それは自分が一番よくわかってるからいわないでよー!」
高校1年の夏、わたしは水上くんに恋をした。



