あの夏、わたしはキミに恋をした。



「さすが強かったねうちの学校」

「うん、ここまで強かったんだ」

「そうだよ、一応野球強いので有名らしいから」

そんなことさえ知らなかったわたしは本当に野球のことに興味がないらしい。


ただそれも今日でおわった。


素直に感動した。

今までなんでこんな素晴らしいものをみてこなかったんだろうと。

点をとるたびに興奮して、守って抑えるたびに興奮して、私の心は忙しかった。


なにより、水上くんが打ってグラウンドを走る姿がかっこよくてまぶしかった。

1年生でレギュラーなだけあって彼は強かった。

攻めでも守りでも活躍していて、他の人には申し訳ないけど彼のおかげで勝てたとわたしはそう思ってしまう。

きっとそれはわたしが水上くんばっかみてたからなんだろうけど。