あの夏、わたしはキミに恋をした。


「…なんか終わりみたいだな」

「ごめんね。もちろんあと2試合ある。夢はまだかなってない。でもね、今日大輝が打ったことで、1年生の大輝が救われたならいいなと思った。わたしにもう一度夢を与えてくれたのは、1年生の大輝だったから。だから1年生の大輝に、そして今夢をみさせてくれている3年生の大輝に、わたしは感謝したい。もちろん2年生のころの諦めない姿、頑張る姿をたくさんみせてくれた大輝にも」

「…」

「何がいいたいかっていうとね…わたしは大輝のことずっと大好きってこと!」

そういうと大輝はそっぽを向いた。

やばい、怒らせたかな。

変なこといったかな。


そう思ったけどすぐにわたしのほうを見てくれた大輝の顔は真っ赤だった。


「…照れてる、かわいい」

「桃菜にはかなわないな、俺。ドキドキしっぱなしだわ」

大輝はそういうとわたしを抱き寄せた。


心臓の音が大きく聞こえる。

それか自分のなのか大輝のなのかわからないけど、すごくはやい。