あの夏、わたしはキミに恋をした。





でもそのあとも大輝の出番はないまま、ベスト8まできた。

次は2年前やぶれた準決勝へいく道だ。

5回戦目であたる高校は去年ベスト4まで進んでいる高校だった。

そのため対策はいつも以上に練られ、向こうチームの今までの試合を観察した。


“おはよう、今日応援しにいくから!”

5回戦当日の朝、遥からメールがきた。


愛唯からも昨日の夜“明日応援いくね!”とメールがきた。


今年は土日に試合が多く、遥も巧くんも愛唯も応援にきてくれていた。

そして夏休みに入ったのでこれからの試合もみにきてくれる。

わたしが試合にでるわけじゃないのに、応援にきてくれる友達は本当にありがたいなと思う。


「今日もいつも通り落ちついていこう」

円陣が組まれ「オー」という言葉にみんなの手が空へとあげられる。

ちょうど昨日告げられた梅雨明けのニュース。

雲ひとつない空だった。