「ああやばい。人っていう字のみこめばいんだっけ?あれ?」 「上野くん、落ち着いて」 でも勘違いだったらしい。 さっきまでのわたしがのりうつってしまったみたいに上野くんはそわそわしている。 「上野キャプテン!いくよ!」 気合をいれるために上野くんの背中をポンとたたく。 キャプテンといったからか急に上野くんの背筋がピンとはねて顔つきも変わったようにみえた。 いつもの上野くんだ。大丈夫。 わたしは心の中でそう安心した。