あの夏、わたしはキミに恋をした。



あれから結局1週間、大輝は学校を休んだ。

でもその間一度も顔をみることはできなかった。

大輝は「ごめんな、うつしたくなくてさ」そういって笑っていたけどなにかあるようにしか思えなかった。


「本当のこと教えて?」

「本当のことって?」

「大輝のことずっとみてるからわかるよ。大輝が無理してることくらい」


1年生の夏、大輝をみたときから、そのあと怪我から復帰してから、わたしはずっと大輝のことをみてきた。

誰よりも大輝のことを気にかけていた自信がある。


「桃菜はするどいな。でも熱は本当。まじでつらかったんだから」

「…そう」

「無理してるって思われるのは多分俺が不安だからだと思う。やっぱり怪我してからブランクあったし今でも追いついていないような気がしてて、それが顔にでちゃってるんだよな。もうあと2か月ではじまるのになにいってるんだって話だけど」

「でもありがとな。いつも俺のこと気にかけてくれて」


そういわれて大輝に頭を撫でられるとなにも言えなくなってしまう。

本当は別になにかあると思っているのに。