あの夏、わたしはキミに恋をした。



「ごめんね。誘っちゃって」

「それは気にしなくていいの。だって水上くんからの誘いなんだしさ!ところで水上くんは?」

「それが朝から返事なくてさ。応援とはいえ野球部員の人たちと一緒なんじゃないかな?」


土曜日ということもあって比較的人は多かった。

ちらほら同じ制服の人もみかけたし、前のほうにはユニフォームをきた男子と、吹奏楽部、チアの子たちがいた。


「あの中にもういるのかな?」

「うん、そうかもね」


今年の1年生の野球部員はたくさんいるんだと、この前遥に話した時に聞いた。というより2.3年生も多いからなかなかレギュラーになれることがないらしい。

きっと今見えている中には、ベンチにも入ることができずにいる3年生たちもたくさんいるんだろう。