あの夏、わたしはキミに恋をした。




あっという間に土曜日がやってきた。

天気は曇り。雨が降っていないだけましだけど、いまにもふりだしそうだ。

どうか降りませんように。そう願って昨日は小学生ぶりにてるてる坊主なんて作ってしまった。

お母さんになにそれって笑われたけど、自分でも不思議だった。


ただ、晴れてほしいなってそう思ったから、それだけだ。


「なにその恰好」

「だって日焼けしたくないし!曇りが一番天敵なんだから!」

「まあわかるけどさ、暑くないの?」

「暑い、めっちゃ暑い」


曇りとはいえ今日は比較的暑く、最高気温は27度だと朝の天気予報でいっていた。

それなのに集合場所にあらわれた遥は日焼け対策ばっちりで完全に腕も足もガードされていた。