あの夏、わたしはキミに恋をした。




大輝は今日も変わらず走っている。

野球部のみんなと一生懸命練習をしている。

それなのになんでだろう。

大輝が無理しているようにみえるのは。


「先生…」

「どうした?」

「大輝は…水上くんは本当に大丈夫なんでしょうか?」

「どうしてそう思う?」

「いや…なんとなく無理しているようにみえて」


先生は以前わたしがなにか思うことがあったらなんでも教えてほしいといっていたので相談してみる。


「うまくいえないし、わたしは足を怪我する前の大輝がどんな風に練習をしていたかも知らないので…すみません、やっぱりわたしの思い違いですね」

「木下がそういうなら正しいさ」

先生はそういうと「水上ちょっと」と大輝を呼んだ。