あの夏、わたしはキミに恋をした。



「あ、ちょっと!水上くんと何話したの!」

「なんでそれ知ってるの」

教室に戻るなり遥がにやにやしながら寄ってきた。

わたしが呼ばれたとき巧くんに会いにいっていなかったのに。


「ここにきたんでしょ?クラス中で噂されてるよ。あの2人できてるって」

「あとで話す。ほら授業はじまるよ」

「うわー!超気になる!もうさぼりたい!」


どちみちひとりで野球観戦はちょっとあれだし遥を誘おうと思っていたからこのことはあとで話すつもりだった。

まあきっとすごい質問攻めにあうんだろうけど。

それが容易に想像できて思わず一人で苦笑いをしてしまった。