あの夏、わたしはキミに恋をした。


「ふぁー」

「大丈夫?」

大輝と屋上へ向かう途中何回もあくびがでた。

授業中もいつも以上に眠くてお昼休みになると顔を洗いにいってなんとかやり過ごした。


「うん、大丈夫」

「なんか悪いな」

「ううん、わたしも作りたかったし」

屋上へでると風がひゅーと吹いた。


「やっぱ教室で食べる?」

「ううん。大丈夫だよ」

今日は太陽がでていて比較的あたたかかった。

それに自分が作ったお弁当を2人きりで食べたくて屋上にきた。


「それにこれあるし」

そういって必需品であるカイロと教室で使っているブランケットをみせる。

「はは、さすが準備いいわ」

「でしょ?ほら、食べよ?」

「おう」

二人で肩を並べ、足元にブランケットをかける。