あの夏、わたしはキミに恋をした。


「俺去年ほぼ病院にいたけどこの時期ってこんな寒かったっけ」

「わたしも朝同じこと思ってたよ、また雪が…あ、なんでもない」

雪が降るかもしれないよ、そういおうとして口をとじる。

「大丈夫だよ、雪かあ、俺雪めっちゃ好きだったんだよね。めったに降らないからおおはしゃぎしちゃってさ」

大輝はそんな私におかまいなしにうれしそうに話す。

大輝の強さにわたしも心を救われる。


「わたしも雪好きだったよ。おばあちゃんの家のほうはよく積もるから毎年遊びにいくの楽しみだったんだ」

「へえ、いいな。俺一回くらいやってみたい。雪の上にダイブするとか」

「あはは、それいいかも」


大輝とおしゃべりをしているといつも楽しくてあっという間に学校につく。

クラスは違うからここでお別れなんだけど、また放課後部活で会えるからなにもさみしくなかった。


「じゃ、またあとでな」

「うん、あとで」