あの夏、わたしはキミに恋をした。




季節はめぐり年があけた。

大輝が事故にあって丸1年が経過していた。

今年の冬は去年よりもまた一段と寒く、また雪が降るかもしれないなんてニュースでやっていた。

「桃菜、これお弁当」

「ありがとう!いってきます」

「いってらっしゃい」

いつものようにお母さんに見送られて家を出た。


今日から3学期だ。

去年の今頃は大輝がリハビリをはじめてすぐのころで、あのときは始業式が終わったと同時に病院へかけだしてたっけ。

なんだかすでに懐かしく感じる。


「おはよ」

「大輝、おはよ」

大輝と途中で合流して学校へと向かう。

前に比べてわたしは大輝の足をいちいち確認することがなくなった。

いつも大輝と会うたびに足ばっか気にして大輝に体調確認をしてが日課だったけれど今はその必要がもうない。

だって大輝はもう以前のようにしっかりと歩いてるし、走れもするんだから。