あの夏、わたしはキミに恋をした。


「かわいいー!!!」

「まじでかわいい!!!」

現在猫カフェで猫に癒され中。

大輝とわたしは猫カフェがはじめてで、終始かわいいと叫んでいた。

写真をたくさん撮り、おもちゃで遊び、おやつをあげてとにかく楽しんだ。

遥と巧くんは何回もきたことがあるみたいで膝に乗ってる猫ちゃんもいてなんだか貫禄を感じた。


「本当にかわいい」

「桃菜もかわいいよ」

猫ちゃんをなでていると大輝が隣にきて甘い言葉をくれる。

「俺、桃菜に最近そういうこといってあげられてなかったなって思って。かわいいとか好きとか。めちゃめちゃ思ってるんだけどさ」

「大輝、どうしたの」

急にそんなこといいだすから恥ずかしくて大輝のほうをみれずにひたすら猫ちゃんを撫で続ける。


「俺幸せ者だなって毎日のように思ってるってことだよ。桃菜みたいな彼女がいて」

「…わたしだって幸せだよ、大輝の彼女でいれて」

「はは、よかった」

大輝はそう笑って、違う猫ちゃんのほうへと向かった。


「わたしだってこんなに人を好きになったのはじめてだよ、ねえ猫ちゃん」

会話も通じない猫ちゃんに向かってつぶやく。