あの夏、わたしはキミに恋をした。



「桃菜、今日部活休みだよね?」

「うん」

「わたしと巧と水上くんと遊びにいかない?」

「え?」

「ダブルデート。ほら、なんだかんだ今まで一回もないじゃない?ずっとしてみたいなーって思ってたんだよね。水上くんにも声かけてみてくれないかな??」

朝HRが始まる前に遥からそう声をかけられた。

ダブルデート。

今まで経験がないわたしにとっては、響きだけでなんだかわくわくしちゃう。


“大輝、今日放課後遥と巧くんと遊びにいかない?”

“いいね”

急いで大輝にメールを送るとすぐに返信がきた。


「遥、いいって!」

「返信はや!りょ。じゃあ巧にもいっとくね。やりたいこととかあったらそれも聞いといて」

「わかった」