あの夏、わたしはキミに恋をした。



「今日から水上が本格的に復帰をする」

次の日先生から報告があってみんなとてもうれしそうだった。

「大輝ーおめでとう!!」

みんなから祝福をされて大輝もうれしそうだ。

「よろしくお願いします」

頭を深く下げたあと、練習がはじまった。


いつもはわたしの近くでストレッチやら素振りをやっていた大輝が今はみんなに交じって練習をしている。

奇跡だ────。そう思った。


「木下、ちょっといいか」

「あ、はい」

「水上のことなんだがな、なにか木下の中で異変を感じたらすぐに教えてくれないか、あいつ自分からはなにも言わないから」

「…わかりました。でも大輝だいぶ動けるようになりましたよね」

「ああ…まあそうだな、でも頼む。あいつのことよくみてあげてくれ」

「はい」