あの夏、わたしはキミに恋をした。



「桃菜ちょっと今日このあと時間ある?」

「うん、もしかして病院?」

気づけば11月になった。

体育祭も無事終わり、わたしのリレーも1位という結果で終わった。

とても楽しく走ることができた。
上野くんのアドバイスがきいたんだと思う。

それに遥も巧くんもたくさん応援してくれたから。
(巧くんはクラスが違うためそのあと同じクラスの子にとても怒られたらしくて申し訳ない)


「ううん、ちょっと」

10月に入ってから大輝の病院についていこうと何回かしたけど、なんだかうまくかわされていてなかなか一緒に行くことができていなかった。


なにか理由があるんだと思っていたし、もしかしたら思ったより治りが悪くてわたしに心配をかけたくないのかもしれないと思っていたので深く聞くのはやめて素直に大輝から声をかけられるまでは待っていようと決めていた。


「違うの?」

今日は練習が早く終わったのでてっきり病院にいくのかと思っていたけれど違うらしい。

大輝の後ろを歩き、ついた先は一度きたことがある場所だった。