あの夏、わたしはキミに恋をした。


「でも桃菜リレーでるんでしょ?すごいじゃん」

「違うよ、それもなんだか半ば強引に押し付けられた感じだったし…できればやりたくなかったし…」

「応援するから、ね?」

去年は遥と一緒に二人三脚でわちゃわちゃしながら楽しかったのにな。


今年はわたし以外ザ・運動部のみなさんとリレーか。

足だけひっぱらないように走り込みの練習しなきゃな。

ちょうどほかの3人から声をかけられバトンの練習をすることになった。

「桃菜がんばれー」

遥のやる気のなさそうな声をききながらわたしは3人のもとへと向かった。



「ふぁー、疲れたー」

「木下さん、お疲れだね」

「上野くん…そうなの、体育祭の練習でね」

「リレーなんだっけ?大変だな」

「そうなの」

授業が終わり、放課後いつものように野球部室へ向かっていると途中で声をかけられた。

歩き方が変だったから心配になったよといわれたんだけど、どんな歩き方をしていたのだろうか。