あの夏、わたしはキミに恋をした。



「まだまだ暑いね」

「ね」

もうすぐ10月だというのにまだまだ暑い日は続き、炎天下の中の体育はきつかった。

高校2年生はこのあとも体育祭に修学旅行にてんこ盛りだ。この前終わった文化祭でさえ遠い過去に感じる。


「遥は相変わらず日焼け対策がすごいね」

体育がはじまる前にも日焼け止めを塗っていたのに気づけば体育中にも日焼け止めを塗っている遥に少し笑えてくる。

「当たり前じゃん、肌の天敵だからね!」

「わたしもなあ、頑張ってはいるんだけどもうどうしようもないや」

遥と出会ったときは同じくらいの白さだったのに気づけばパンダくらいにはっきりと差がついている。


「それはそれでかっこいいよ、運動できるって感じで!」

「それ励ましになってないよ」

「あ、ばれたか」

陸上部やテニス部の子たちで同じくらいに焼けている子はいるけど、わたしはマネージャーでこの色だもの。

運動ができるわけではないんだもの。

なんだか悲しい。