あの夏、わたしはキミに恋をした。



あれから大輝は無理せずということをモットーに今まで部活に顔をだしてから病院にリハビリにいくということをやめた。

負担もやっぱり大きいし、部活に顔をだしてしまうと焦りも大きくなってしまうから。

「大輝、気を付けてね」

「おう、また明日な」

わたしは大輝のサポートはもちろん大事だけど今は野球部のマネージャーという大事な役目もあるため、大輝の付き添いよりもマネージャーの仕事を頑張っている。

そのため放課後に大輝と過ごす時間は大幅に減った。

それでもわたしの心は前よりも穏やかだ。

わたしは大輝が戻ってくるときによりよい環境であるために頑張ろうと決めた。


「木下さんお疲れ」

練習が終わって帰ろうとしていたら声をかけられた。

「うえ…あ、キャプテンお疲れ様」

「もう、その呼び方やめてよ。木下さんは今まで通り上野くんでいいのに」

「そう?みんなキャプテンって呼んでるからと思ったけど」

上野くんはキャプテンになってから顔つきもだいぶ変わったようにみえる。

でもそれは野球部内で、教室でみるときはいつもの上野くんだ。