あの夏、わたしはキミに恋をした。


「遥ありがとう」

「ちょっとはすっきりした?」

「うん。ほんのちょっとね」

「はは。まあ全部拭いきることはできないけどさ、こうして話聞くくらいならいつでも呼んでよ」

「遥もヒーローだね」

「え、なにそれ?」

「困ったときに助けにあらわれるヒーローだよ」

「それはわかってるけど。まあ誰にでもするわけじゃないし。桃菜専属のヒーローってことにしといて」

「うん。ありがとう」

遥っていい意味で楽観的というか、自由に生きてるというか興味あることはあるしないことはないしってはっきりしてるタイプで、たまに冷たいなって思う時もあったりして、でもそれが遥のいいところなんだろうな。