あの夏、わたしはキミに恋をした。



「マネージャーだけど、でもみなさんと気持ちは同じです。明日で終わるなんて、甲子園に行かないで終わるなんて、そんなこと全く思ってません。選手じゃなくてもみんな心は同じです。最高の夏にしましょう」


いってからでしゃばりすぎたのでは?と思ったけど、みんなの顔をみたらそんな心配は不要だったと思う。

わたしはもっとみんなのことを信じていいのもしれない。

キャプテンから後ろに回されていきみんなの手にお守りが渡ったみたいだ。


「ありがとう。木下さんの思いは無駄にしない。選手になれなかった人の思いも、ケガした大輝の思いも、全部無駄になんかしない。俺たちは最強だ!」

「うおーーー!!」

みんなお守りを手に腕を高く掲げてくれた。


頑張ってよかった。

みんなの力になれてよかった。

心からそう思った。