あの夏、わたしはキミに恋をした。



「キャプテン!」

はじめてこんなに腹の奥から声をだしたかもしれない。

正直ちょっと恥ずかしい。

キャプテンはこっちをみると呼ばれた意味がわからないという感じでこっちに近づいてきた。


「あれ?木下さんと大輝はもう帰って大丈夫だぞ」

「用がすんだら帰ります」

「用って?」

「みんなを集めてもらえませんか。それどころじゃないっていうのはわかってるんですけど。どうしても今じゃないとだめなんです」

わたしの真剣な言葉にキャプテンは「わかった」と頷いて「集合!」と声をかけてくれた。


「桃菜なにするの?」

「今からわかるよ」


これからやることは誰も知らない。

大輝にもいってない。