あの夏、わたしはキミに恋をした。



わたしがマネになったあと、めちゃくちゃダメ元で遥に一緒にやらないかといってみた。


「やらない」

即答だったけど、まあわかりきってたことなので驚きもしなかった。


「桃菜はえらいよ。わたしが桃菜の立場で、もし巧が野球部だったとしてもわたしはそこまではできないと思うし。ほらあれだね、やっぱりさ」

「愛の力はすごいとかいうんでしょ」

遥がいう前にかぶせてそういうと「へへ、ばれたか」と舌をぺろっとだした。


遥には過去のことは話していない。

でもわたしと遥の絆は優樹菜たちのときみたいな脆いものじゃないって信じたい。