俺は杏衣ちゃんの返事を聞いて、ずっと考えた。


教壇に立つ時も、ごはんを食べる時も、寝る直前まで。



杏衣ちゃんが俺に来なくても、俺は杏衣ちゃんを好きなことには変わりはない。


たった1人である霧野杏衣を。